観音寺市総合運動公園内に母神山古墳群(はがみやまこふんぐん)の一部の古墳が残っています。三豊平野のほぼ中心部にある母神山には、全長44mの前方後円墳のひさご塚古墳と直径48mの円墳の鑵子(かんす)塚古墳を中心に、古墳時代後期(6~7世紀)に造られた小円墳が60基ほど群集しています。中でも、鑵子塚古墳は6世紀後期の古墳としては県内でも最大級といわれています。母神山古墳群の調査・発掘はまだ終了していないため、今後新しい古墳に出会える可能性もありそうです。
住所 | 〒768-0031 香川県観音寺市池之尻町1071 |
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車 | ・高松自動車道大野原ICから車で約10分(5km) |
鉄道 | JR観音寺駅からタクシーで約10分(4km) |
駐車場 | あり(500台) |
お問い合わせ | 観音寺市総合運動公園管理事務所 |
- ひさご塚古墳
- 母神山鑵子塚古墳
母神山古墳群の中で唯一現存する前方後円墳
場所:観音寺総合運動公園の南側(テニスコートの奥の竹藪の中)
全長:44m
形状:前方後円墳
後円部:直径26m×高さ5.7m
前方部:18m×高さ5.1m
築造時期:6世紀前半ごろ
埋葬施設:未調査のため不明
出土品:須恵器、円筒埴輪片
概要:墳丘東側から前方部北側にかけて3〜5mの周溝が認められ、昭和62年の調査で後円部南側にも周溝が確認されており、古墳全体を周溝が取り巻いていたと考えられています。墳丘全体が竹藪に覆われており、前方後円墳の容姿を確認するのは難しいかもしれません。
6世紀後期の古墳としては県内最大級
名称:母神山鑵子塚古墳(はがみやまかんすづかこふん)
場所:観音寺市運動公園の駐車場のすぐ南側
全長:直径48m×高さ6.5m
形状:円墳(2段築成)
周濠:幅10m(周囲のほり)
築造時期:6世紀後半
埋葬施設:横穴式石室(南に開口)
石室全長:9.82m、最大幅2.55m、高さ3.2m
出土品:銅製環頭太刀や馬具、須恵器など
概要:和泉砂岩を用いて構築。開口部羨道はコンクリートで補強されてしまっていますが、複室の奥室はなかなか美しく造られています。昭和46年に市指定史跡に認定されてます。
〒768-0031
香川県観音寺市池之尻町1071
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